緊急事態宣言後3連休 県内の人出は大幅減少
緊急事態宣言が出されて初めて迎えた3連休で、県内の観光地や大分市の中心部では人出が大幅に減少したことがわかりました。
3連休最終日となった11日、大分空港では正月を故郷で過ごし、首都圏などへ戻る人の姿が見られました。
1都3県に緊急事態宣言が出され、搭乗口へ向かう人からは不安の声が聞かれました。
大分航空ターミナルによりますと今回の緊急事態宣言に加え、先週末の大雪の影響で空の便の欠航が相次いだこともあり、元日から11日までの大分空港の利用者は去年の同じ時期と比べ70%も減少しています。
雪景色となった由布市湯布院町は11日、連休にもかかわらず人通りはまばらでした。
GoToトラベルの効果で観光客は去年秋にいったん持ち直したものの再び大きく落ち込んでいます。
NTTドコモのモバイル空間統計によりますと、この3連休JR大分駅前の人出は感染拡大前の去年1月から2月の平均に比べておよそ20%から30%も減少しています。
政府は13日大阪や京都、兵庫にも緊急事態宣言を出す方針を固め、愛知や岐阜についても同時決定を検討しています。
県内にも観光や消費への打撃がさらに広がる見通しでGoToトラベルも再開のメドが立たないことから観光関係者は出口の見えない我慢の日々が続きます。