水の事故を防ぐには?【大分】

夏休みを迎えこれから海や川でのレジャーシーズンが始まります。そこで心配なのが水の事故。命を守るための対処法をお伝えします。大分市内にある釣りスポットです。水位は低いものの、ライフジャケットを着けず消波ブロックを足場に釣りをする行為は真上に水が吹き出したり、滑ったりする可能性もあるため危険です。

今年に入ってある背景から釣り人気が高まり事故が急増しています。大分海上保安部によりますと大分県内では今年、8歳の子どもを含む9人が海釣り中に転落、このうち5人が死亡しました。去年発生した事故件数をすでに上回っているだけでなく、過去5年間で最多ペースとなっています。

事故の増加を受け、大分海上保安部では警戒感を強めるとともに海難救助訓練を重ねています。実は海に潜り活動できる潜水士の数は県内ではわずか6人。そのため、大分海上保安部では全ての乗組員が救助にあたれるよう最新の救助用ネットを今年度から導入するなど対策を加速させています。

万が一海へ転落したときに欠かせないのがライフジャケットです。今回、潜水士の協力のもと必要性を検証しました。ライフジャケットを着用していれば、浮いたまま救助を待つことができ体力の温存にもつながります。

大分県内における過去5年間のデータでは着用時の生存率は88%と未着用の場合の2倍となっています。溺れた人を見つけた場合どのように助けたらよいのでしょうか。身近にあるものが救助グッズになります。

夏のレジャーに欠かせないクーラーボックスとロープ。消防による実験では大人の男性が浮くほどの力が確保できました。投げ方のコツは溺れている人よりも少し遠くに投げること、そしてロープは引っ張らず岸までたどり着くのを待つことが大切です。また空のペットボトルでも代用品となります。自ら飛び込むことは二次災害につながるため絶対にやめてほしいと呼びかけています。

一方、水の危険は川にも。川は位置によって流れの速さが異なり急に深くなったり増水したりするため、一層の注意が必要といいます。夏休みに海や川で楽しい思い出をつくるためにも水の危険性や対処法をしっかり理解しておくことが大切です。

2021/07/21(水)のOBS大分放送ニュース