OBS大分放送

学習支援も 地域で支える「こども食堂」【大分】

地域の子どもの「居場所」としてコロナ禍でさらに注目を集めている「子ども食堂」。その数は大分県内でも80を超え、新たな役割も芽生えています。

午後6時前、続々と集まる子どもたち。

「こんにちは」

大分県内で6か所の子ども食堂を開設する「すみれ学級」です。大分市敷戸の施設では小学生に週3回、中学生には月曜から土曜まで、夕食を提供しています。一日の利用者は平均16人です。

(藤井理事長)「(家庭で)夕食を食べさせないということではない。5時過ぎたら弁当が200円とか250円になっているからそれを食べなさいといってお金を渡すんですね。5時まで待てないでしょう?そうするとあんパンを買ったりとかで飢えをしのぐという現状がある」

「いただきます」

食事代は1食およそ400円。有償ボランティアスタッフなどの人件費も必要です。フードバンクによる食材の無償提供はあるものの運営はほぼ寄付金でまかなわれています。

(藤井理事長)「子どもたちにはご飯を炊いて食べさせないといけない。その時の費用を考えるとお金がない」

大分県内には現在84の子ども食堂があります。その多くは寄付に支えられていて資金面の課題を抱えているといいます。こうした状況を支援しようと大分県が9月から実施しているクラウドファンディングは目標の400万円を超え、今も善意が寄せられています。

(大分県 河野洋子課長)「コロナ禍で打撃を受けているそういう家庭に何らかの支援をしたいんだけれどもそういう人たちの気持ちや志を受け止めるしくみとして何かできないかなと考えたのがクラウドファンディングだった」

一方「すみれ学級」は大分大学経済学部と提携して子どもたちが塾に通わなくても勉強できるよう学生による学習支援を行っています。4年生の山崎芽唯さんは学習支援員として継続して子どもと関わっています。

(山崎芽唯さん)「この活動をするまでそういう問題が身近にあるのを知らなかった。みんなで一緒に勉強したり食事できる場所があることはいいことと感じている」

子どもの悩みを聴くこともあるそうで、心の面でも子どもたちを支える場になっています。

(大分県 河野洋子課長)「大分でこれだけ活動している子ども食堂があることをまずは知っていただいて今回200人ぐらいの人から志をいただいてるが、そういう人たちが各地で活動している子ども食堂を支えているということを届けられれば」

子ども食堂と支援したい人の思いをつなげたクラウドファンディング。活動への理解が高まり支援の輪がさらに広がることが期待されます。

2021/11/23(火)のOBS大分放送ニュース
  • OBS大分放送
  • OBSニュース
  • OBSテレビ
  • OBSラジオ
  • OBSイベント
  • 株式会社大分放送
情報をお寄せください

あなたの周りの出来事・情報、社会に対する疑問・意見などをOBS報道部へお寄せください。

©2021  Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.