OBS大分放送

飲み薬に点滴薬…特例承認で広がる新型コロナ治療【大分】

オミクロン株の感染拡大で国はワクチン接種の一方、治療薬の承認を急ピッチで進めています。飲み薬や点滴薬といった治療方法が大分県内でも広がりつつあります。

「県内初のオミクロン株疑い例となります」

大分県内でも相次いで感染が確認されている新型コロナのオミクロン株。感染が拡大する中、今“ある治療”が注目されています。

(輔仁薬局日赤前店・甲斐雄貴薬剤師)「解決策のうちの第一歩になっていると思うので期待はしています」

こちらの薬剤師が期待を寄せているのが、12月に承認されたばかりの新型コロナの飲み薬「モルヌピラビル」です。重症化リスクのある18歳以上の患者を対象に医師が処方します。1日2回を5日間服用することで、入院や死亡のリスクを30%低下させる効果が確認されているということです。

国はメーカーと160万人分の供給を受ける契約を締結。その第1弾として先日、大分県内の医療機関や調剤薬局に納品されましたが、それぞれ届いているのはわずか3人分です。

(輔仁薬局日赤前店・甲斐雄貴薬剤師)「これから感染者が増えることを考えると心もとない感じ。普段の薬と同じように入手できればもっとスムーズになるのでは」

一方、オミクロン株に感染した患者を受け入れる病院では効果的な治療に乗り出しています。

(大分三愛メディカルセンター・梶原洋文薬剤師)「こちらが当院で使用しているコロナ治療薬・ソトロビマブになります」

こちらの病院が取り入れているのがソトロビマブを使った「抗体療法」。対象は55歳以上、または基礎疾患がある軽症・中等症の患者で、点滴すればオミクロン株の働きを抑え重症化を防ぐとされています。

こちらではこれまでにオミクロン株の感染者9人に投与。いずれの患者も症状に早期改善がみられたといいます。

(大分三愛メディカルセンター・梶原洋文薬剤師)「この製剤を投与すると発熱して、その後2、3日で急激に解熱する。2泊3日ぐらいのスケジュールでホテルに移動できる」

今後、感染者が爆発的に増えることが懸念される中、医療ひっ迫を防げると期待を寄せています。

(大分三愛メディカルセンター・梶原洋文薬剤師)「打ったら即療養施設に移動ができるので、この製剤を投与することによって病床を早期に空けることができ回転率を上げられるのではないかと期待している」

ワクチンに加えて治療薬の実用化が次々と進められる中、少しでも早い供給が求められています。

2022/01/13(木)のOBS大分放送ニュース
  • OBS大分放送
  • OBSニュース
  • OBSテレビ
  • OBSラジオ
  • OBSイベント
  • 株式会社大分放送
情報をお寄せください

あなたの周りの出来事・情報、社会に対する疑問・意見などをOBS報道部へお寄せください。

©2022  Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.